年金2000万円問題を少し真面目に考えた結果…
氷河期世代が今から老後を考えられるのか?
最近のニュースで選挙前という事で「年金2000万円問題」がよく聞くようになりました。正直、現在の働く世代で年金だけで老後を生活できると思っている人っていますか?
私は37歳ですが年金受給開始が年々遅くなっており現在で65歳からとなっていますが自分が貰えるようになるのはおそらくもっと後の70歳以降になっている可能性が高いと考えていたほうが良いかもしれません。
父親から私に現在よく聞かされるのは「老後のお金は早いうちから考えなさい。老人でお金が無いのはもっとも悲惨である。」という事です。
たしかに70歳以降になっても働かなければならない状況は辛く、現在の年齢から先の30年後を最悪の状況を想定しシミュレーションするべきと思います。
私の両親は老後の事前準備は株式投資、ローン完済、家のリフォーム完了、子供の教育等を定年まで終わらせ悠々自適な生活を送っています。「お金と自由な時間、健康な体が全て揃っているのは60代の今しかない」との事でよく旅行に行っており、その間の子供はあずける事が不可能なので苦労はしていますが、それは親の人生なので文句は言うつもりはありません。
今回のニュースについては金融庁の発表でしたので「老後はお金がかかるからお金を投資して増やしましょう」っていうのが本質と思います。
では逆に考え老後に蓄えとして約2000万円必要という事は最悪の状況を踏まえ準備は必須であると思わなければなりません。
現在できる事から行っており夫婦共に会社員である為、財形貯蓄を年々上げています。手取りを強制的に減らす事でまずは日々の無駄を省く事と、もうすでに目の前にきている不況が逆にチャンスと考え、株式投資は短期で考えず長期で保有し配当を考えるというやり方を行っております。
もちろん株式は損をする事はありますが、「お金は貯蓄だけでは死に金、運用して生き金になる」という事を教えてもらっているのでこれからの時代は給与+αで見ていった方が得策ではないでしょうか。
ちなみにこのような話を聞いた際に「自分が30代の時にこのような事を考えていたか?」という質問については「全く考えていない。それは生活に追われているから」という回答でした。
しかし、そのような事を知れたのは幸運で定年間近の数年で準備は相当難しいので事前準備は長い期間をかけて行うようにします。
今回のニュースは「俺は関係ない」みたいに他人事とは思わず、老人になって後悔しないように今から考えていかなければなりません。(だって子供に迷惑かけたくないじゃないですか…)