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【エアマックス95】90年代ハイテクスニーカーブーム

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中学生時代に憧れていたエアマックス95 イエローグラデ 

 当時のスニーカーブームは1996年頃で私は中学校3年生でした。とにかくナイキのハイテクスニーカーを履いているやつがかっこいいと思っていた時代です。

エアマックス95 通称:イエローグラデ 復刻版

 ”エアマックス95” おそらくこの言葉を聞いて懐かしいと思われる方は間違いなくハイテクスニーカーブーム時に青春を送ってこられた方々と思います。私もその一人でブームとなっていった1996年は中学校2~3年生の青年でした。「エア・ジョーダン」への憧れも強かったですがエアマックス95の憧れもかなり強かった一足です。

 

 この当時の憧れていたスニーカーを大人になってから購入するようになった私みたいな方はハイテクスニーカーブームの王様みたいな"イエローグラデ"の復刻品を一度は購入されていると思います。私は2010年の復刻時に購入し、現在でもたまに履くようにしており、買い物をする際に同じ年齢くらいの店員さんに"イエローグラデ"で話しかけられる事があるくらい当時のインパクトが強かったスニーカーです。(写真は履いているので汚くて申し訳ないです…)

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 エアマックス95とよく比較されるReebok「INSTA PUMP FURY」のファーストカラーであるイエローも人気を二分する一足で、現在でも是非とも欲しいスニーカーです。一度は履いてみたいと思い、イエローではなく黒は購入済ですね。

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INSTA PUMP FURY

出典:FOURIER

雑誌「BOON」の影響力

1986年創刊。創刊当初は「男の一人暮らし」をテーマにした「私空間創造マガジン」と銘打っていたが、古着特集がヒットしたのを契機に徐々にストリート・ファッション色を強め、古着ブームに乗って部数を伸ばした。ストリート・ファッション誌というジャンルを確立し、60万部を超えた月もあった。このヒットによって他社から後追いで「GET ON!」「COOL TRANS」などの後発誌も創刊された。

引用元:Boon (雑誌) - Wikipedia

 雑誌「BOON」は中学生から高校生初めまで購読しており青年だった私への影響はかなり大きかったと感じています。それはジーンズは「リーバイス501」、スウェットは「チャンピオン」みたいに古着含めるアメカジが全盛期で、現在でもそのコダワリが抜けていません。今も"Made in USA"が大好物で原産国にコダワル考え方はおそらく興味がない方々から見たら病的かもしれません…。

 

 「BOON」は"広末涼子"さんがよく巻頭に出ており、ポケベルのCMにエアマックス95を履いて出演されていたのを覚えています。当時はインターネットが無い時代でしたので雑誌という媒体は若者への影響力は現在以上に大きく、全盛期の"木村拓哉"さんが雑誌を飾って「エアマックス95」を宣伝するだけで爆発的なブームのきっかけなるのは十分と考えられます。

その後はいつの間にかブームは衰退…

 ”エアマックス95”の後はもちろん「96,97,98」と出ているのですが何故か年々衰退していきました。高校生の時は逆にローテクスニーカーが流行るようになり、コンバース「ALL STAR」とかアディダス「スーパースター」「スタンスミス」を履くようになりハイテクスニーカーを履くと"ダサい"流れになっていった記憶があります。

 

 90年代は音楽含めブームとなるファッションの大きな転換期であった事は間違いありません。「ファッションは靴から」と言われていますが当時はその足元にみんな固執してどのようなスタイルでもハイテクスニーカーを履けばかっこいいという風潮になってしまいました。古着のジーンズにハイテクスニーカー…今ではダサすぎますね。

それでも欲しくなるスニーカー

 スニーカーブームのインパクトは当時の熱狂を知った人間しかわからないので、復刻版はやはりいい大人の思い出を思い出させる為の商品となります。私服で1年に数回会社へ行く事がありますがその際にエアーマックス95を履いて出社したところ現在の20代には意味不明なスニーカーでその背景を伝えても全く欲しいとは思わないと言われました。

 

 しかし、当時のプレミア価格であったハイテクスニーカーの復刻版が発売となるとすぐに完売、もしくはプレミア価格での販売となってしまいます。プレミアがついているという事は当時欲しかった方々の「それでも欲しくなるスニーカー」になっていると考えられるかもしれません。